理学療法士は身体に障がいのある方に対し,主としてその基本的動作能力の回復を図るため,治療体操その他の運動を行います。具体的には関節可動域の拡大,筋力の増強,麻痺を回復させる神経生理学的運動や,寝返り,起き上がり,立ち上がりおよび歩行等の指導・練習です。また,マッサージ等その他の物理的手段を加えることも行います。
当院の理学療法士によるリハビリテーションのモットーは主体性です。それは患者様が生活する中で望むもの,例えばトイレで排泄動作を行いたい,笑って過ごしたい,大切な人の墓参りに行きたい,プロレス観戦等の行きたい場所に行きたい…何気ないことでも当事者にとってかけがえのないことであり,誰かにとって大切な人の大切な望みでもあるため,叶えることが大切であると考えます。そのために運動や練習,環境整備を行い,一歩でも前へ進む。ただし,絶対に無理はしない。
心が動けば身体も動く,寄り添うことを念頭に行います。
四季をテーマに、塗り絵、折り紙、ちぎり絵、工作等、さまざまな手法で手の運動、目で見て楽しい作品作りを行っています。
一つ一つの作品にテーマ、ストーリー性を持たせ、完成した喜び、感動を少しでも感じていただけるよう心がけています。
完成した作品は4階談話室に展示し、患者様の制作意欲向上にもつながっています。
作品の数々は、空間を明るく、楽しく演出し、小さなかわいいミニギャラリーになっています。